退職金・養老金・特別功労金
「退職金」という名目ではありませんが、十両以上の引退力士を対象に支給される「養老金」がそれに相当します。これは「基本金」と「加算金」の二本立てになっていて、「力士養老金および勤続加算金支給規定」に基づき、番付の地位や勤めた場所数などを考慮しています。
基本金 | 一場所ごとの加算金 | |
横綱 | 1、500万円 | 50万円 |
大関 | 1、000万円 | 40万円 |
関脇 | 763万円 | 25万円 |
小結 | 763万円 | 25万円 |
前頭 | 763万円 | 25万円 |
十両 | 475万円 | 21万円 |
幕下以下の力士には「退職金」はありません。餞別金としてわずかばかりの金額が支給されるだけです。「力士養成員の廃業に対する餞別支給要領」に基づくと、たとえば、 15場所務めないとその資格がないという制限があります。引退する力士に支給されるものに、「特別功労金」という制度もあります。特別功労金の対象者は普通、長年勤続した優秀な横綱と大関ですが、それ以外の力士にも支給されることがあります。対象者も額も理事会で決定します。ちなみに、平成に入ってから支給された主な力士の例を5名あげます。
朝潮 |
1、800万円 | 平成元年 |
北天佑 | 2、100万円 | 平成2年 |
大乃国 | 2、500万円 | 平成3年 |
千代の富士 | 1億円 | 平成3年 |
旭富士 | 2、000万円 | 平成4年 |
千代の富士は、功労金に加えて養老金約4,000万円(推定)も支給されたと言われています。ちなみに、平成九年九州場所で引退した元大関小錦(佐ノ山親方)には、特別功労金3,000万円が贈られたと報じられています。
力士褒賞金の項に「勝ち越し1つで50円」とありますが、これは50銭(0.5円)の間違いではありませんか?
ご指摘ありがとうございました。記述に誤りがあったため修正いたしました。
力士褒賞金に関して、9勝した場合は、負け数が6になるので、勝ち越し星は三番になり、力士褒賞金は150銭になるのではないですか?同様に幕下力士以下奨励金に関しても、5勝した場合の勝ち越し星は三番だと思います。
100銭=1円の表記を入れた方が分かりやすいかもです。
質問ですが、力士報奨金は毎月ではなく場所ごとの給付ですか?
金星を取ったら基本給が上がると聞いてましたが、幕内から十両に下がっても金星の給金は残って計算されるのですか?
幕内の給料は前頭1枚目でも前頭17枚目でも一緒なのですか?
全体と成っていますが全休の間違いではないでしょうか。
運営局です。ご連絡をありがとうございます。修正いたしました。
「優勝 120円」と書いてあるがこれは30円の間違いではないのか
元大関照の富士は怪我で幕下以下になつていますが、給料はどうなっていますか、老人会で話題になりました
金星の給金は幕内のみに給与されるのですか、幕内から十両、幕下に落ちても給与されるのですか?
力士の階級別給料を教えてください