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力水、力紙、塩

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力水とは何ですか?

水には清めの意味があります。神聖な土俵に上るため、口をすすいで身を清めます。「清めの水」、「化粧水」とも言います。また、死力で戦うという覚悟の水盃の意味もあります。力水を付ける人を「水つけ役」と言います。

誰でも力水をつけられますか?

普通は、勝った力士がつけます。負けた力士はつけられません。勝った力士がいなかったり、付け人がいない場合、呼び出しがつけることもあります。本割りではなく、優勝決定戦では力水はつけません。

力士は番付に関係なく水をつけてもらえますか?

原則として、力水を付けてもらう力士は十両以上の力士だけです。幕下上位の取組も力水をつけるのが普通ですが、これは時間にゆとりがあるからです。取組の関係で、十両の土俵入りがかなり遅れそうであれば幕下上位の力水は省略される可能性があります。逆に、十両の土俵入りまでに時間がありすぎて、時間調整が必要であれば幕下力士の取組でも力水をつけます。力水は許すが塩はいけない、あるいは塩は許すが力水はいけない、 というように、力水と塩は別々として扱われていないようです。二つがセットになっているようです。これが幕下力士にも許されたのは、昭和35年(1962)7月場所です。

力紙とは何ですか?

水をつけた後、日や顔、体を拭き、身を清めるための紙です。「化粧紙」とも言います。この紙は半紙を半分に切り、2つ折りにしたものです。

塩にはどんな意味がありますか?

土俵の邪気を払い清めて、力士が怪我しないように神に祈ります。土俵を「神聖な場所」にする儀式です。「清めの塩」「力塩」「波の花」とも言います。傷の殺菌効果もあります。

塩は撒かなくてもよいですか?

原則として仕切るごとに撒きます。しかし、現在は、塩が撒けるのは十両以上です。時間的余裕があるときは、幕下上位の力士も撒くことがあります。

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