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大関の昇進

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大関になる規準は何ですか?

前3場所の成績が参考になります。相撲協会の番付編成規定には、大関昇進の明確な規準は明記されていません。しかし、番付編成会議で大関に推薦するかどうかは決めます。その力量が大関にふさわしいと認めると、審判部長が理事長に大関昇進を審議するための理事会の招集を要請することになっています。

理事会では何をしますか?

大関昇進を検討します。そこで、大関昇進が承認されたら番付編成会議が開かれます。

付編成会議では何をしますか?

大関昇進を正式に決定し、使者を派遣します。使者は理事1人と審判委員1人です。

昇進はどのようにして伝えますか?

新横綱の場合と全く同じです。伝達式を行って昇進を伝えます。

伝達式でどんな言葉が交わされますか?

使者は、力士に向かって次のような内容を伝えます。
「本日の番付編成会議において満場一致で大関に推薦されましたことをお伝えします。』

これに対し、新大関は次のような内容で応えます。
「謹んでお受けします。大関の名をはずかしめぬように精進致します。」

最近は、新大関が述べる日上に短い表現が追加され、それがマスコミを賑わすこともあります。たと―えば、若乃花関は平成5年(1993)7月21日の大関昇進の伝達式では、次のように述べています。
「謹んでお受け致します。今後も、一意専心の気持ちで忘れず、相撲道に精進致します。」

このような伝達式の口上では、人々の関心をひく表現が必ずと言っていいほど入っています。マスコミはそれを強調し、喜んで取り上げ、語句の解説をしています。ところで、この若乃花は平成10年(1998年)5月27日、横綱昇進の使者を二子山部屋で迎えましたが、その横綱昇進の伝達式で「堅忍不抜」いう4文字の漢字を回上の中で用いています。この言葉はやはリマスコミで取り上げられ、話題になりました。

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