番付の差

番付の差は何に現れますか?

給料、髪型、服装、履き物、化粧廻し、付け人、食事など、すべてに番付の差が現れます。相撲の世界では番付がすべてだと言つても過言ではありません。その主な違いを次にいくつか示します。

大銀杏

十両以上の力士は大銀杏を結えますが、幕下以下は、原則として、結えません。幕下以下はチョンマゲだけです。

浴衣

序ノロと序二段は冬でもウールー重の着物だけです。マフラーやコートは幕下以上の力士だけが着用できます。場所入りも十両以上は着物ですが、幕下以下は浴衣です。

羽織

三段目からです。

関取からです。幕下以下力士は、袴は許されていません。

三段日以下は縮緬の帯ですが、幕下以上は博多織りの締子です。横綱の帯は本縮緬です。

履き物

序ノロと序二段は素足の下駄ですが、三段日以上は雪駄です。ただし、三段目は畳張りでない雪駄ですが、幕下以上は畳張りの雪駄です。畳張りとは竹皮の細割りを編んだものです。

足袋

幕下以上の力士だけが足袋ですが、三段日以下は素足です。

稽古廻し

幕下以下は黒または紫系統の色ですが、十両以上は自色です。稽古廻しとは稽古で締める廻しです。十両と幕下以下の稽古廻しは同じ木綿の生地で、色分けをしてあるだけです。

土俵入り

十両以上の力士だけが土俵入りできます。

締め込み

締め込みとは土俵で締める廻しのことです。幕下以下は土俵でも稽古廻しと同じものを締めますが、十両以上は稽古廻しと異なる締め込みを締めることができます。十両以上の締め込みは「絹」でできています。

さがり

十両以上のさがりはふのりで固めたものですが、幕下以下のさがりはふのりのつかない柔らかいものです。

化粧廻し

十両以上は化粧廻しで土俵入りの披露をしますが、幕下以下は土俵入りもないし、化粧廻しもありません。

給料

十両以上には月給がありますが、幕下以下にはありません。さらに、幕下以下の力士は「力士養成員」と言って、その他の金銭的待遇でも関取と区別されています。

付け人

十両以上には付け人がつきますが、幕下以下にはつきません。本場所では十両で2~3人、幕内で2~5人、横綱で7~10人以上です。部屋によっても人数は違います。普段は付け人の数は少なくなります。付け人になるのは、幕下以下の力士です。

個室

十両以上には個室が与えられますが、幕下以下には与えられません。幕下以下は団体で大部屋の共同生活です。

本場所の取組数

十両以上は15番ですが、幕下以下は7番です。

控えの座布団

幕内力士は自分の四股名の入った専用の「控え座布団」が持てます。十両は自分専用の座布団は持てません。柔らかくて厚い「座布団」に座りますが、協会が準備した共用の座布団です。幕下以下の力士には硬くてお粗末な薄い板のようなものがあるだけです。決して「座布団」と言えるものではありません。

明け荷

十両以上は明け荷を所有できますが、幕下以下は所有できません。

入浴

付け人がいる十両以上では、付け人が体を流します。幕下以下は自分で洗います。

食事

上位力士から始めます。十両以上では下位力士が給仕します。

自動車

横綱と大関は自家用車で場所入りできます。これは特権というよりも駐車場が少ないためのようです。協会の看板である横綱と大関だけにはせめて駐車場くらい確保しておくということらしいのです。

新幹線

地方場所や地方巡業のために乗り物を利用する場合、関取は特別待遇を受けます。新幹線利用の場合、幕内力士はグリーン車ですが、十両以下の力士は普通車です。

付け人は何をするのですか?

関取の身の回りの世話すべてをします。下着洗い、ちゃんこの給仕、入浴の世話、マッサージ、細々とした雑用、関取の部屋の掃除などです。場所中は廻しの着け外し、土俵上の控えで使う座布団運び、出番の知らせなどをします。

関取は付け人にどんな見返りをしますか?

稽古をつけて強くする義務があります。また、相撲界の礼儀作法やしきたりなどを教えます。日常的には、食事につれて行ったり、お小遣いをあげたり、相談にのったりもします。

付け人は誰が決めるのですか?

親方です。普通、当番制です。誰が誰の付け人になるかも親方が決めます。付け人をどのように決めるかも親方しだいです。場所ごとに全員を変えることもあるし、一部を入れ替えることもあるし、誰も変えずそのままの場合もあります。

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