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審判委員

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土俵下には審判員は何人いますか?

勝負を判定する審判委員の数は現在、どの「段」でも一律に5人です。これは昭和48年(1973)9月から実施されています。

幕下以下の取組では審判長がいません。5人の審判委員のうち、一人が代表となり、審判長的な役割を務めています。その代表は5人の審判委員の中で交替で務めます。代表になると、座る位置も正面になります。物言いの説明は、審判長の役目を果たしている者が行います。これが十両以上の審判と異なります。十両以上の取組では5人で1組を構成しますが、審判長が決まっています。その審判長になれるのは、審判部長1人、審判副部長2人です。

審判委員の座る位置は決まっていますか?

決まっています。東西の力士溜りにそれぞれ1人、行司溜りに2人です。その中で東寄り(赤房下)の審判委員は時計係となります。審判長は、正面溜りに座ります。土俵下を「溜り」と言います。行司溜りは向正面だから、南になります。行司もそこでは1人控えていますが、その控え行司の両側に審判委員は1人ずつ座ります。5人の審判員が1組を編成していますが、各審判員が同等の地位の場合、座る位置は日によって変わっています。正面、東、赤房下、自房下、西という順に位置を決めておき、今日「正面」に座る審判員は、明日は「東」に座るというように、ローテーション形式で回転しているようです。そうすれば、責任も義務をまったく同等になります。

物言いになったとき1審判委員に発言権の序列はありますか?

審判委員は平等な発言権を持ちます。しかし、物言いの協議で審判委員の意見が一致しないとき、審判長は最終的な判定を裁決することができます。

審判委員は月長装に制限がありますか?

あります。審判委員は土俵に出場する場合、紋服と白足袋を着用しなければなりません。規定には明文化されていませんが、白足袋の上に草履もはいています。

審判委員には誰がなりますか?

年寄(親方)がなります。この審判委員は理事会で選考し、理事長が任命します。委員の数は20名です。この20名が交替で全取組の勝負判定をします。任期は1年で、毎年1月場所後に改選が行われます。なお、審判部長は理事会の選考を経て、理事長が任命します。副部長は理事会の承認を得て、理事長が任命します。

物言いの協議には「引き分け」はありませんか?

あります。行司は必ず東か西のいずれかに軍配を上げなければなりませんが、審判委員は「引き分け」を決定することができます。したがって、協議後の場内発表には、次の3通りがあります。

  • 軍配通り
  • 行司差し違え
  • 同体取り直し

「同体取り直し」とは勝敗をつけられず、もう1番相撲を取ることです。決着がつかない相撲ということで、その1番に関するかぎり「引き分け」です。行司は「行司差し違え」と「同体取り直し」に不満があっても従わなくてはなりません。

誰が勝負の決まり手を決めますか?

決まり手係の親方です。何人かで交替しながら務めています。行事はその決まり手を場内アナウンスします。決まり手がはっきり分かるときは、行司が即座に判断しアナウンスしていますが、決まり手を正式に決めるのは親方です。場内放送係は行司です。場内放送席と決まり手係の親方との間はインターホンで連絡し合っています。幕下以下の取組では、決まり手係の親方は黒房下の通路脇に控えています。さらに、十両以上の取組のときは、ビデオ室に係の親方もいます。決まり手が一度放送された後で訂正されることがありますが、その多くは行司の判断と親方の判断が違うことにあります。

最終的な決まり手となるのはどれですか?

場内放送で発表したものが最終的な決まり手です。これが協会の公式発表として記録に残ります。

2 COMMENTS

須藤俊也

今日の栃ノ心の物言いでの負けは何か悪気を感じます。何度VTR見ても、かかとはついてないのは明らかです。物言いがつくことに驚きを感じています。何か他の大きな力がある?のですか?改革して審判も外部から受け入れるくらいのことしないと、信用出来ないですね。NHKなどの報道機関を通して、判定写真を出さなくてはならないと思います。

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楠山 昭

土俵入りの際力士が審判に挨拶しているにもかかわらず挨拶しない審判がいるが偉いのかよ
もう少し恥ずかしくないように。

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