相撲の取組

相撲の本場所は年に何回行われていますか?

年6回です。それで「6場所制」と言います。奇数月に行われます。現在の6場所になったのは昭和33年(1958)からです。昭和24年(1949)にそれまでの2場所制から3場所制になり、昭和28年(1953)に4場所制になり、昭和32年(1957)に5場所制になりました。

控え力士は何番前から控えに入りますか?

控え力士は、自分が出場する2番前から所定の土俵溜りに着かなければなりません。控えには、常に2人の力士が東西の審判委員を挟んで座っています。

控え力士になるのはまだ相撲を取らない力士だけですか?

いいえ。負け力士も控え力士になることがあります。勝負が一時中止されるか、または終了した場合、力士は必ず1人控え力士とならなければなりません。従って、特に最後の取組では負け力士が控えにいる確率が高くなります。

控え力士はどの力士でも水をつけられますか?

控え力士は土俵へ上がった力士に水をつけることになっています。これが礼儀に叶う作法となっています。しかし、負け力士が控え力士になっている場合、その負け力士は力水をつけられません。これは規定にありませんが、縁起かつぎから負け力士はつけられないものと思われます。負け力士しか土俵溜りにいない場合は、呼出しが代わりを努めることもあります。なお、本割りではない優勝決定戦では儀式的な力水はつけません。

土俵に上がったら力士はどんなことをしますか?

呼出しの呼び上げを受けて、力士は「二字口」から土俵に上がります。土俵に上がると、次のような一定の動作をします。

  1. 四股を踏みます。東方力士雑変房下、西方力士は白房下で土俵に背を向けた格好で柏手を1回打ちます。それから右、左と2度四股を踏みます。
  2. 力水をつけてもらい、口をすすぎます。
  3. 力紙で回や顔を拭きます。
  4. 塩を取り、土俵に撒きます。
  5. 二字口で塵を切ります。東西の二字口で蹲踞(そんきょ)の姿勢をとり、向き合います。それから、柏手を打ち、腕を左右に大きく開きます。
  6. 塩を取りに行きます。
  7. 中央へ進み、仕切り線を挟んで四股を踏みます。
  8. 仕切りの姿勢に入ります。障据の姿勢から立ち上がり、足の位置を決め、腰を下ろし、立合いの姿勢になります。
  9. 制限時間になるまで、仕切りを繰り返します。
  10. 制限時間になると、両力士は立ち上がります。

「塵を切る」とはどんな動作を言いますか?

つま先立ちで腰を下ろし、両ひざを開く姿勢を「蹲踞(そんきょ)」と言います。この蹲踞の姿勢で両手を前に出し、手のひらをポンと打ちます。これを「柏手を打つ」と言います。その後で、手を左右に大きく広げ、上に向いていた手のひらをぐるっと下に返します。この一連の動作を「塵を切る」と言います。塵を切ることを「塵浄水」とも言います。危害を加えるものは何も持っていないことを表す動作で、正々堂々と勝負する意思表示です。

塩は仕切るごとに撤きますか?

そうです。「塵を切る」動作の後では必ず塩をまかなくてはなりませんが、その後も仕切るたびに撒きます。制限時間内は仕切りに必要な動作を繰り返します。

塩は少しつかみ1口につけるだけでもよいですか?

そうです。塩を撒く量には制限はないので、手のひら一杯つかんで撒いてもよいし、2本の指先で少しつかみ、形だけ撒いてもかまいません。塩は量に関係なく、土俵に撒かなくてはなりません。塩を口につけることは、撒く行為にはなりません。力士は塩を土俵に撒くだけでなく、足などにも振りかけていますが、怪我しないことを願っての行為でしよう。

勝負が終わると,力士はどうしますか?

勝敗に関係なく,互いに立礼してから勝者は勝ち名乗りを受け,敗者はそのまま引き下がります。勝ち力士は土俵下に下り,次の力士に力水をつけますが,負け力士は土俵に向かって一礼し引き下がります。負けてくやしくても立礼をすることは,規定で定められています。これは相撲の礼儀です。相撲に勝ってガッツポーズをすることがありますが,これは礼儀を重んじる相撲では歓迎されません。派手なポーズを取れば,おそらく注意を受けるはずです。

勝ち力士は勝ち名乗りを受けるとき、立っていてよいですか?

行司は立った状態で軍配を勝者に向かい,勝者の四股名(しこな)を呼び上げますが,力士がそれをどういう姿勢で受けるべきかを規定した規則はありません。しかし,力士は腰を深く下ろした蹲踞の姿勢で受けています。蹲踞の姿勢は「礼」を表す姿勢でもあると言われています。懸賞がかかっている場合は,行司も力士と同様に腰を下ろし,軍配に懸賞を乗せて渡します。

勝ち力士は懸賞金を「手刀」を切らずに受け取ってよいですか?

いいえ。眸lTEの姿勢で「手刀」を切ることになっています。

懸賞がかかっていないときは,どうしますか?

蹲踞の姿勢で右手を中央で上げ、それを斜め右下に向けて1回振り下ろします。懸賞は幕内の取組にしかかけられませんが、すべての取組に懸賞がかけられるわけでもありません。

シェアしてみようShare on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0


相撲の取組にコメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*